基本的な指標を確認してサイトを改善する

見てほしいユーザー層に見てもらうこと、これがサイトで成果を上げるために最低限必要な条件です。

訪問したユーザーの評価を知るためには

アクセス解析を行うとキーワードのマッチングやアクセスの増減などがわかり、その問題点を修正することも大切なのですが、まずは「訪問したユーザーからサイトがどのようにみられているか」を、アクセスの動向から判断することが最も重要で、そのために必要なのが、「直帰率」と「ページ/セッション」のチェックです。

「直帰率」「ページ/セッション」をチェックする

Google アナリティクスを導入したら、まず「直帰率」「ページ/セッション」の2つの項目を確認しましょう。セッションとは、いわゆるアクセス数のことで、アクセス解析で確認できる基本的な指標です。

ページ/セッションは、1回のアクセスでどのくらいのページが閲覧されたかを示す指標で、「ページビュー数÷セッション」で算出された数値が表示されます。

この2つの項目は、サイトの改善に必要な、最も基本的な情報です。優れたサイトは、「直帰率」「ページ/セッション」の数値が安定しています。そしてこの2つの項目の数値を向上させ、安定させることが、サイト改善の第一歩となります。

アクセス解析を始めたころは、どのくらいのアクセス数があったのかを示す「セッション(訪問数)」などに目を奪われがちです。サイトへのアクセス数を増やすことがサイトの成果を出すための近道にも思えますが、「直帰率」と「ページ/セッション」の数値が悪いと、どれだけアクセスを集めても効果は上がりません。まずは、「直帰率」「ページ/セッション」を参考に、サイトを改善していきましょう。

直帰率をチェックして改善する

直帰率の改善は、サイト改善のファーストステップといっても過言ではありません。

直帰率の許容範囲とは

アクセスしてきたユーザー全員が「面白そうだ」と判断し、サイト内の他ページに移動した場合の直帰率は0%、全員が「求める情報はない」と判断してサイトから離脱した場合の直帰率は100%になります。もちろん、すべてのユーザーに興味を持ってもらうのは難しく、直帰率を0%に抑えるのは無理があります。そのため、どのくらいの数値を目指すのか、ある程度の目標を設定する必要があります。

直帰率の目安については諸説ありますが、リスティングやその他広告を使用してアクセスを集めている場合には、直帰率が若干高くなる傾向があります。この理由は、自然検索(オーガニック検索)経由のみでは集められない幅広いユーザー層にアプローチするため、興味本位の無駄なクリックが発生してしまうからです。

具体的な目標値はサイトの性質により異なるため一概には言えませんが、自然検索(オーガニック検索)のみでアクセスを集めている場合は45~55%、広告を利用している場合は55~65%に定めてみるといいでしょう。

直帰率をさらに詳細に分析する。

ユーザーサマリーの画面に表示される指標の数値は、デフォルトでは「すべてのセッション」、つまりすべてのアクセスを対象に直帰率が算出されています。もし、重要視すべきサイト内のページ(集中的にアクセスを集めたいページ)や、成約につなげたいキーワードがはっきりとしている場合は、セグメント、プライマリディメンジョン、セカンダリディメンジョンを使い、より詳しく直帰率を調べることができます。

「Google アナリティクス自動レポート作成サービス revio!」では、「指定ディレクトリ単位」または「指定ページ」を管理ページから指定することによって、自動的に集計をします。

※ディレクトリ指定任意
集計するディレクトリを入力します。最大10件まで設定できます。
※ページの指定任意
集計するページのURLを入力します。最大20件まで設定できます。

<指定ディレクトリレポートの例>

<指定ページレポートの例>

Google アナリティクスでは、いくつかの項目を設定することによって、もっと詳細の情報を得ることができます。が、忙しいwebマスターの方には概要をつかみ改善していくことに時間を使っていただきたいと思います。

直帰率を改善する3つの方法

Google アナリティクスによって「直帰率が高い」を診断できた場合、直ちにサイトの改善を行う必要がありますが、まず、なぜ訪問をしてくれたユーザーが返ってしまったのか、原因を特定することから始めてみましょう。

ユーザーが直帰してしまう理由は、主に次の3つです。これらの理由を1つずつ解消していけば、直帰率の高さは改善できます。

改善1:サイトのコンテンツにマッチしないユーザーばかり集めていた
⇒サイトのキーワードを選びなおす

サイトのコンテンツにマッチしないユーザーが集まるということは、検索エンジンに対して、正しいキーワードをアピールしていない可能性があります。つまり適切なSEOが行われていないわけです。例えば「簡単に痩せられるダイエット食品」を探しているユーザーが「ダイエットに効くトレーニング方法」のサイトを見たらどうでしょう?一見興味を持ってもらえそうですが、検索してきたユーザーは「楽して痩せたい」と考え、その可能性を検索エンジンで調べているわけです。いきなりハードなトレーニングを強制するような内容のサイトからは直帰してしまう可能性が高くなるはずです。
キーワードを介したユーザーとサイト(広告)のマッチングはSEOであれ、リスティング広告であれ基本中の基本であり、集客を意識したあらゆるサイトに必要不可欠です。

改善2:ユーザーが求める情報が本当になかった
⇒サイトのコンテンツの充実を図る

そもそも、サイトに用意したコンテンツが魅力的なのかどうかも見直しが必要かもしれません。ユーザーは、「面白い」「役に立つ」「興味ある」と思える内容でない限り、それ以上はそのサイトにとどまる理由がありません。ですからコンテンツを面白いと思ってもらえることがとても重要なのです。
ユーザーにとっては、他のサイトにはないコンテンツがあると面白いと感じるものです。つまり、ありきたりの内容やどこかから引用したような内容ばかりでは、見ていても面白くないのです。
例えば、販売店のサイトで商品を紹介するページの内容がカタログを見れば済んでしまうような商品情報だけでは確実に興味を持ってもらえません。なぜなら、メーカーサイトでカタログ情報を確認すれば済んでしまうからです。実際に使ってみた感想や類似商品をの比較データーなどの情報を入れるといったひと手間を加えてみることを考えましょう。
サイトで紹介する情報に独自の視点が加われば、価値の高いコンテンツに早変わりするものです。サイトオーナーのキャラクターや想いというスパイスが加わり、サイトそのものの魅力もアップし、ファン獲得にもつながるのです。

改善3:第一印象が悪かった
⇒サイトデザインを改善する

ホームページのファーストビュー(ホームページを開いてスクロールしないで最初に目に入る部分)で間違った印象を与えてしまうことは、直帰率を上げてしまう大きな要因の1つです。
WEB業界では様々なルールのようなものがあります。

  • ユーザーは3秒で自分に必要なサイトかを判断する
  • 1/20秒でサイトの印象が決まる
  • ユーザーは本文の3割程度しか読まない

など、どれも納得できる理由に思えるのではないでしょうか?つまり、ホームページを開いた瞬間、ユーザーに必要と思ってもらわなければならないのです。(なかなか大変ですね。)
アクセスした瞬間に好印象を与えるためには、「何について書かれているページか」を一瞬で伝える必要があります。デザイン性の高いファーストビューや英語で書かれたサイトタイトルでお洒落を演出するよりも、なんのひねりもないストレートなサイトタイトルやファーストビューのほうが高い効果を得られることがよくあります。ユーザーがそのページを読み進める理由を瞬時に提供するには、小細工など必要ないのです。
もう一つ、ライバルサイトとの違いをはっきりと打ち出すことです。検索エンジンを駆使するユーザーは、必ず複数のサイトを比較しながら情報を吟味します。変わり映えのしない、地味な印象のサイトでは、数えきれないほどある類似サイトの中に埋もれてしまいます。提供する情報では差別化を図れない場合でも、デザイン性を高めたり、興味を持ってもらえそうなキャッチコピーにするなどいろいろ工夫してみましょう。

ただし、この場合も「何について書かれているか」を一瞬で分かるようになっていることは絶対条件です。

 

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