ニッチワードでサイトのアクセス増を狙うロングテール戦略

そもそも検索キーワードとは、インターネットで何かを検索するときに、GoogleやYahoo!の検索エンジンの検索窓に入力する単語です。
例えば、自分の住んでいる場所から近い税理士事務所を検索するときは「●●(住んでいる場所) 税理士」などのキーワードで検索するのではないでしょうか?そして、大半の人は検索結果の1ページ目の上位からクリックしていくでしょう。

キーワードは顧客がネット(市場)に投げかけた質問です

それを踏まえると、ホームページの内容はその質問への回答になっている必要があります。
さらに、もし間違ったキーワードを設定していると、ターゲットではない顧客を集客してしまうことになります。

このような理由から、顧客を引き寄せるキーワードを探すときには、顧客の質問キーワードを拾い出す必要があります。

例えば自分が売りたいもの、販売したいものに対する質問の回答に合致するキーワード100個以上リストアップしたとします。100個のキーワードに対応したページを作るとなると簡単にはいきません。
そこでまず100個のキーワードを

「月間検索回数が多いキーワード」
「それ以外」

に分けます。

キーワードの利用方法

比較的検索数が多いキーワードで、成約の可能性が高いものについては、しっかりとコンテンツを考えてサブページを作成していきます。それ以外は、とりあえずはブログでそのキーワードを入れた記事を作成し投稿します。

ブログは同じドメイン内に設置することが理想

ブログ記事のページがそのキーワードで検索上位にランキングされ、ヒットすればそこから見込み客をホームページへと誘導するという2段階の仕組みを作ります。(このブログは、アメブロなどのフリーのブログを使うのではなく自社ドメイン内に設置したほうがドメインパワーにつながります。Wordpressを使って構築すると自由度が高いブログが作れます。)

ブログからホームページへの遷移

ニッチキーワードでロングテールSEOを目指そう!

サブページを構成する検索回数が多いキーワードで、検索結果の上位に表示させることができれば、それだけ多くのユーザーの目に触れる機会も多くなり、大きな成果が期待できます。ただし、当然ライバルも多くなるので、それだけ上位に表示させるのは難しくなります。

そこで先ほど挙げた100個のキーワードのうちの「それ以外」のキーワード、つまり検索回数が少ないキーワード(ニッチキーワード)を使います。ニッチキーワードは比較的検索結果の上位に表示させやすいものの、検索頻度が少ないためアクセス数は多くありません。

ニッチキーワードでロングテールを作る

そもそもキーワードの特性を見れば、月間検索数が多いキーワードは、アクセス数は多くなる反面、検索者の目的が広く、購入目的、情報収集目的、商品のミスマッチなどが含まれるため、それだけコンバージョン(成果・転換率ともいう)の精度は落ちます。
逆にニッチキーワードは、キーワードの組み合わせで絞り込まれていることが多いため、商品が検索者の目的にマッチしていればコンバージョンにつながりやすい性質があります。
では、なぜサブページにニッチキーワードを使わないかというと、やはり主力になるホームページは間口(=アクセス数)が広いほうが大きな利益を狙える可能性が高くなるため、見込み客に絞って集客するメリットが少ないからです。
また、ホームページの構造上雑多な記事があると、閲覧者が見ずらいということも考えられます。

見込み客を集客するのであれば、ニッチキーワードをブログの投稿用にできるだけたくさん存在させ、ロングテールSEO(たくさんのニッチキーワードで盤石な検索状態を築き上げるSEO)として利用することが望ましいと思います。

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